Supreme が GOODENOUGH とのコラボコレクションを発表
〈GOODENOUGH〉のアーカイブを再解釈したアイテムに加え、〈Nike〉とのトリプルコラボ Air Force 1 Lowも登場
















































































































〈Supreme(シュプリーム)〉が1990年代の裏原宿ムーブメントを牽引した伝説のブランド〈GOODENOUGH(グッドイナフ)〉とのコラボコレクションを発表した。
〈GOODENOUGH〉は1990年に設立された日本発のストリートファッションブランド。このブランドは、藤原ヒロシが初めて手掛けたブランドとして知られている。藤原は1982年にロンドンへ遊学し、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)やマルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)らと親交を深める。その翌年、マルコムの勧めでニューヨークへと渡り、ヒップホップ黎明期のクラブシーンを体験。日本に“スクラッチ”などの本場のテクニックや情報を持ち帰り、帰国後は国内初のリミックスDJとして活動する。また、80年代中頃には〈STÜSSY(ステューシー)〉の創設者であるショーン・ステューシー(Shawn Stussy)と知り合い、“インターナショナル・ステューシー・トライブ”の一員に選ばれることに。自分が知り合った世界のクールな連中に自身のブランドの服を愛用してもらい、それらをクラブやストリート、あるいは雑誌の誌面で見た若者たちが、そのアイテムを探し求める…このステューシーが自然と実践していた伝搬のスタイルを、後の裏原宿シーンを形成したファッションブランドたちは継承していくことになる。
〈GOODENOUGH〉は当時スケーターの間で人気だった〈STÜSSY〉や〈Anarchic Adjustment(アナーキック アジャストメント)〉といったブランドに影響を受けたスケートシングが、藤原に「Tシャツ作りたい」と持ち掛けたことから始まったという。スケシンが手描きや切り貼りでデザインしたTシャツからスタートし、その後アイテムのバリエーションを徐々に拡大していく。パンクやヒップホップ、BMX、スケートボード、古着といったさまざまなカルチャーの要素を取り入れた〈GOODENOUGH〉のアイテムは熱狂的な人気を博したものの、絶頂期に藤原がブランドから退き、程なくしてブランドは休止へ。藤原が関わっていた90年代のアイテムは今もなお世界中で人気が高く、後続のブランドに与えた影響は計り知れない。
そんな伝説のブラントとのコラボレーションでは、〈GOODENOUGH〉のアーカイブを〈Supreme〉が再解釈したアイテムを制作。リバーシブル仕様のMA-1ジャケット、パッチワークジャケット/シャツ/パンツ、フード付きのジップアップニット、クラッシュレーヨンシャツ、サーマル、スウェットフーディ、ミリタリーパンツ、ショートパンツ、Tシャツ2種、6パネルキャップ、キャンプキャップ、クラッシャーハットに加え、〈Nike(ナイキ)〉とのトリプルコラボ Air Force 1 Low(エアフォース1 ロー)もラインアップ。フルグレインレザーのアッパーにパンチングレザーのトゥパネルを組み合わせ、ポニーヘアのスウッシュ、サイドのブランドロゴ、両者のブランドネームを配した半透明のアウトソールなど、独自のディテールを散りばめた特別な1足は、“ホワイト”カラーのみの展開となる。
〈Supreme〉x〈GOODENOUGH〉2025年春コレクションは、欧米で6月5日(現地時間)より、日本国内ではその2日後となる6月7日(土)より〈Supreme〉の旗艦店および公式オンラインストアにてリリース予定。まずは上のフォトギャラリーから、ルックビジュアルと各アイテムをチェックしておこう。